こんにちは、345です。
昨日、SREホールディングスの株を購入したという報告をさせてもらいましたが、まだ書き足りないところがあるので、延長戦を。
本日のポイントは以下2点。
自己資本比率が減少しているけどなぜ?
営業利益率が低下しているけどなぜ?
まず1点目、自己資本比率の減少について
出典:https://sre-group.co.jp/ir/highlight/通期でみると、2017~2020/3までは77~88%という数値で推移していたものが、2021年3月期では、78.7%(1Q)⇒ 65.1%(2Q)というところまで低下しています。
65.1%という数字単体でみれば、まあそんなもんかな、と気にしないのですが、昨年度までの推移からは明らかにトレンドが逆の方向に向かっています。
ここをもう少し詳しくみていきましょう。
出典:https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/1895615/00.pdf出典:https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/1895613/00.pdf
「現金および預金」「たな卸資産」が積み上がり、その結果「流動負債=短期借入金」「固定負債=長期借入金」が増えています。
で、SREホールディングスは今期ここを意図的に増やしていると言ってます。
出典:https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/1895615/00.pdfよって、下期~来期にこのスマートホーム「AIFLAT」がどう売上・利益に貢献していくのかを見ていく必要があります。計画的に成長に向けた種まきが行われていることは非常にいいのではないかと思います。
2点目は、2021年3月期上期の営業利益率の低下について
私が四季報を眺めていて、売上高が伸びているのに利益が減っていたり、逆に利益は出ているけど売上高が大きくばらついていたり、そんな企業は、要注意というか、少し突っ込んでみてみる必要が出てきてしまいます。
では、このSREホールディングスの場合はどうでしょうか。
出典:https://ssl4.eir-parts.net/doc/2980/tdnet/1895615/00.pdfセグメント別の内訳をみると、売上の8割を占めている不動産部門において、売上を伸ばした一方で損失が出てしまっていました。AI C&Cは売上・利益共に順調に伸びましたので、この不動産部門の業績がそのまま全体の業績に反映されているようでした。
会社の説明では、以下のとおりあります。売上が78.9%増なので、それなりに売上は積み上げたのに損失ということは、新型コロナウイルス感染症対策にかなりの負担がかかっていたのでしょうかね。
では、通期予想はどうなっているのかというと、こんな感じ。
少なくとも今期においては、不動産部門は、売上の割には利益が出しにくいというのが見えました。50億の売上に対して1.6億の利益予想ですからね。ここを頑張ってもなかなか厳しいように思いますが、来期はここはマシになっていくのでしょうかね。よくわかりません。
というわけで、少なくとも直近は、AIクラウド&コンサルティング事業がどこまで他の業界に食い込んでいけるかが、この企業の成長のカギになってくるのかなと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿