こんにちは、345です。
今日は『株で富を築くバフェットの法則』に挙げられている12の原則のうち、事業に関する3つの原則について考えてみたいと思います。
事業に関する原則
- シンプルで理解できる事業か
- 安定した事業実績があるか
- 長期的に明るい見通しがあるか
シンプルで理解できる事業か
これはバフェットを語るときにまず出てくる話かと思います。
バフェットは、自分が理解できるビジネスかどうかという点をこれまで重要視していたようで、彼自身金融業に精通していることから多くの銀行・金融企業へ投資をしています。
Bank of America、アメックス、ムーディーズ、U.S. Bancorp、ウェルズファーゴ等々。
また銀行・金融業以外ですとバフェットさんが毎日飲み続けているというコカ・コーラがその代表例として挙がることが多いですね。コカ・コーラの事業は、原料から濃縮液を製造し、ボトラーに販売するというのが事業のベースにあります。
一方でIT・ハイテク企業への投資は2011年にIBMへの投資を始めるまで行っていませんでした。結局IBMへの投資は失敗した、というのが世間の評価ですが、そこから学び、今ではアップルに積極的に投資するに至っています。
「そのビジネスを理解できているか?」は私含め素人投資家にとっても重要であり、自身にしっかりと問うことが重要です。
また、サラリーマンであれば、投資対象が勤めている企業が関係する業種や分野であれば、それこそその分野においてはプロフェッショナルなわけですから、そのビジネスについてはプロ投資家と同等以上の見通しを立てる事も可能になります。
安定した事業実績があるか
バフェットは長期投資を基本としていますが、要は5~10先というスパンで見たときに、その企業・事業の優位性や収益性を見通せるかどうかという点が重要であり、現時点までの成績表である事業実績こそが、これから先を予測する上での判断材料となるわけです。
要は、過去数年にわたって成功している事業で、かつ内部・外部環境の変化が小さいか、もしくは十分に予測可能でなければいけないということですね。
私がバフェット銘柄枠を選定する場合にもここはしっかりとみるようにしています。売上高・営業利益のバランスが毎年安定していること、営業キャッシュフローを毎年しっかりと創出できていることをみています。
長期的に明るい見通しがあるか
ここは、前述した「安定した事業実績があるか」というのが過去の視点とすると、これは、未来の視点に目を向けたときにその事業が引き続き優位性を保てるものなのかどうかということですね。
バフェットは、長期にわたり他社に対して優位性を持つことができることを『堀(濠)』と表現しています。
単純な価格競争に巻き込まれずに高い利益率を維持するためには、いくつか考えられますが、
参入障壁が高い独占または寡占事業
高いブランドロイヤリティを持っている製品・サービス
顧客が使わざるをえないサービス・通行料ビジネス
などでしょうか。
個人的にはやはり携帯会社というのは、国からの値下げ圧力があるとしても上記視点では安定的な収益が続くのかなと思いますし、その割には株価も割安だと思っているんですが、どうでしょうか。
あとはアップルもさすがという感じですね。すでに価格はPER30倍くらいにはなっていますが、引き続き高いロイヤリティがありますし、iCloud関連でのデータ保存サービスなども地味にストック的に積みあがっていくのではないでしょうか。
私自身もiPhoneユーザではありますが、iPhone11や12PROの背面デザイン(特にカメラ部分)やフロント上部のノッチについてはちょっと残念だなとは思ってます・・・。といことで早くもiPhone13に期待。
ということで、最後に話が少し逸れましたが、バフェット結論としては、
「自分が理解できる分野で強みを持ち、それが長く続くと確信できる企業が好ましい」(出典:『株で富を築くバフェットの法則』p79)ということになります。
バリュー株投資の中長期投資家にとっては、当たり前といえばあたりまえの結論ですが、市場は当然そこを織り込んだ価格になっているので、適正(というか割安)な価格で仕込むとなると、市場を上回る洞察力・分析力・あとは忍耐力(?)が求められることにはなりそうです。。。日々勉強ですね。
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